第17回 解熱剤ってどんな種類があってどう気を付けるの? 元製薬勤めが薬剤師よりわかりやすく伝えます

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☆解熱剤ってどんな薬?

熱が出たときに体温を下げたり、つらい痛みを和らげたりするお薬のことを「解熱剤」または「解熱鎮痛薬」と言います。


 ① アセトアミノフェン系(やさしい系)

◆どんなしくみ?

体の“体温を調整する場所(脳の視床下部)”に働きかけて、
体温を下げる手助けをしてくれます。
痛みもある程度やわらげますが、炎症はそこまで強く抑えません。

◆どんなときに使う?

  • 発熱(熱があるとき)

  • 頭や体が痛いとき(軽い痛み)

胃や腸に負担が少なくてお腹が弱い方や高齢の方に向いていることが多いです。

⚠️ 注意点

  • 肝臓に負担がかかることがあるので、決められた量を守ること。

  • 同じ成分の薬(別の風邪薬など)を一緒に飲まないようにしましょう。

☆代表的な商品

~先発品~

  • カロナール(処方薬の名前でもよく出ます)

  • タイレノールA(市販のアセトアミノフェン)

    ~ジェネリック~

  • アセトアミノフェノン〇〇〇 のように薬剤名が付いた製品が多数


② NSAIDs(イブプロフェン・ロキソプロフェンなど)

NSAIDs(エヌセイズ)とは、「非ステロイド性抗炎症薬」と言って、熱・痛み・炎症をまとめて抑えるお薬のグループです。

~イブプロフェン系~

◆しくみ

熱の原因になる物質(プロスタグランジン)の働きをおさえることで、熱と痛み、炎症すべてに効きます

◆どんなときに使う?

  • 風邪の熱・頭痛

  • 生理痛

  • 関節や筋肉の痛み

⚠️ 注意点

  • お腹が弱い方は胃が痛くなることがあるので、食後に飲む方が安心です。

  • 腎臓や血圧にも少し影響することがあります。

☆ 代表的な商品

~先発品~

  • イブA

  • リングルアイビーα200

    ~ジェネリック~

  • イブプロフェン錠 など


~ロキソプロフェン系~

◆しくみ

イブプロフェンと同じように炎症・熱・痛みをおさえる作用があります。体の中で薬が効く形になってから働くタイプで、比較的胃への負担が少ないタイプです。

◆どんなときに使う?

  • 強めの痛みや熱

  • 風邪のつらい症状

⚠️ 注意点

  • まれに皮膚のかゆみや重い副作用が出ることがあるので、赤い発疹・むくみ・息苦しさなど出たらすぐに使用をやめ医療機関へ相談。

  • 胃が弱い方は注意。

☆ 代表的な商品

~先発品~

  • ロキソニンS(有名な市販薬)

    ~ジェネリック~

  • ロキソプロフェン錠


③ アスピリン(昔よく使われたタイプ)

アスピリンもNSAIDsの仲間ですが、血をサラサラにする作用があるため(血液凝固を抑える)、出血しやすい方や血をサラサラにする薬を飲んでいる方には向かないことがあります。


❗️解熱剤を使うときの大事な注意

① 薬を重ねて飲まない

風邪薬や頭痛薬などに同じ成分が入っていることがあるため、気づかずに多く飲んでしまう危険があります。

 ② 高齢者・持病のある方は

  • 胃が弱い

  • 腎臓・肝臓が弱い

  • 他の薬を飲んでいる

このような方は、薬剤師さんやお医者さんに相談してから使うのが安心です。

③ 熱だけでぐずぐず飲み続けない

熱が続くときは薬でごまかさず、医療機関で診てもらうことも大切です。


☆まとめ

成分
何に効く?
体へのやさしさ
代表的商品
アセトアミノフェン系
熱・軽い痛み
✨やさしい
タイレノールA・カロナール
イブプロフェン系
熱・痛み・炎症
少し刺激あり
イブA
ロキソプロフェン系
熱・痛み・炎症
比較的やや強め
ロキソニンS
アスピリン系
熱・痛み・炎症
血をサラサラにする作用あり
※注意が必要

 


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