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■構想は完璧だったのに
「頭髪のどの部分が薄いのかで性格がわかる」──
そんなテーマでブログを書いたのですが・・・
東洋医学の「陰陽五行」に基づく、まさに“髪と心の相関図”。
自分では「これ、面白い!」と確信していた。
想定読者は、奥さんや娘さん。
「うちの旦那、このタイプかも」
「お父さん、やっぱり木の人やね(笑)」
なんてほくそ笑んでもらうつもりだったのだ。
■しかし世間は冷たかった
ところが、反応は……しーーーん。
コメントもいいねもなし。
まるでカツラを落とした後のような静けさ。
妻に見せてみたら一言。
「私も読みたくない」
ガーン!
想像以上に辛辣だった。
“陰陽五行”より“陰のコメント”のほうが効いた。

■人生って、ウケ狙いでは動かない
いや、しかし思えばサラリーマン時代もそうだった。
上司に「これは絶対売れる企画です!」
と熱弁しても、反応はイマイチ。
「それ、何が面白いの?」と一刀両断されたこと数知れず。
人って、自分が面白いと思うことと、
他人が面白いと思うことが違うのだ。
人生ってそんなもの。
笑いも評価も「自分のツボ」と「世間のツボ」はズレている。
■傷心の夜と残された原稿たち
それでも、あと3回分の“薄毛と
五行シリーズ”はすでに書き上がっている。
火・土・金・水・木、全ての薄毛に対応済み(笑)
だが、妻の一言で公開停止。
非公開フォルダに眠る「幻の三部作」──
まるで発毛せずに終わった毛根のように、静かに冬眠中である。
■それでもまた書くのが人間
とはいえ、これで筆を折るわけにはいかない。
だって、ネタはもう毛のように生えてくる(?)
次こそは妻が「ちょっと笑ったかも」
と言ってくれるような記事を目指して。
人生、薄毛も不評も、根気よく向き合うことが大事。
たとえ笑われなくても、
「笑われることを恐れず書く」──
それが、還暦まじかのブロガーの生き様である。
■おわりに
あの3本の記事は今、非公開のまま。
でも、いつか風向きが変わったら、
また日の目を見るかもしれない。
その日まで、私はパソコンに向かってつぶやく。
「妻よ、あなたが読みたくないと言ったその記事、
きっと私はまた書くよ。」
☆今日の一枚

JR西日本 はるか
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