クリスマスイブに浮かれる平和な日本で良かった。でも忘れてはいけない多くの犠牲があったことを・・・

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■ クリスマスイブの喧騒から、静かな場所へ

街はクリスマスイブ一色。
イルミネーション、浮かれた若者たち、SNSに溢れる幸せそうな写真。
それを否定する気はまったくありません。
楽しいイベントであることも事実です。

ただ、今年の私はどうしてもその輪に入る気になれませんでした。
仕事の合間に時間を作り、向かった先は知覧特攻平和会館
60歳を目前にして、どうしても「今、行かなければならない」と感じたのです。


■ 1036人の若者が命を差し出した現実

展示を前に、数字が胸に突き刺さります。
1036人
陸軍航空隊、沖縄戦における特攻で亡くなった若者たちの数です。

年齢は17歳から32歳
私たちが恋をし、仕事に悩み、家庭を持ち始める年齢です。

彼らは、家族のため、親のため、妻やまだ見ぬ子どものため、
「未来の日本人が平和に生きられること」を信じ、命を差し出しました。


■ 涙を流さない男が、涙を止められなかった理由

正直に言えば、私は映画やドラマで泣くことはありません。
感情を表に出すのが苦手な、どこにでもいる昭和の男です。

それでも、
遺書、家族への手紙、
そして出撃30分前に笑顔で写る写真を見た瞬間、
気づけば涙が頬を伝っていました。

そこには
「生きたかった」
「帰りたかった」
という無念と、
家族への溢れるほどの愛情がありました。


■ 権利ばかりが語られる時代に、失われたもの

今は個人の人権や権利が大切にされる、良い時代です。
しかし、その一方で
他人を思いやる心
権利には義務が伴うという感覚
大人が子どもに伝えてこなかったのではないかと、強く感じます。

道徳が教科化され、
きれいごとだけが並ぶ授業になってしまった今、
本当に「心」は育っているのでしょうか。


■ 家族とは何か、平和とは何か

知覧を後にして、
私は改めて思いました。

家族とは何か。
平和とは何か。
他人への本当の思いやりとは何か。

答えは一つではありません。
だからこそ、家族で話し合うことが、今ほど大切な時代はないのだと思います。


■ 生き残った世代として、御霊に誓うこと

生きたくても生きられなかった若者たち。
その命の上に、今の私たちの生活があります。

60年近く生きてきたこの命を、
ただ漫然と消費するわけにはいきません。

私は、
日本人がより良く生きるために、
命を散らした数多くの御霊に、
静かに誓って帰ってきました。


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