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■ 元旦の夜は三世代で焼肉
元旦の夜は、姉夫婦、姪夫婦、そして91歳の親父と焼肉。
こうして三世代が揃って同じテーブルを囲めるって
嬉しいですね。
さて、91歳の親父が焼肉で口にするのは、ただ一つ。
シャトーブリアンのみ。
ヒレ肉の中でもさらにごく一部、
一頭からほんのわずかしか取れない“幻の部位”。
脂が少なく、柔らかく、「究極の赤身」と呼ばれる最高級肉です。
■ 喜べばいいのに、必ず一言多い昭和親父
本当なら「うまいなぁ」と言って喜べばいいだけの話。
でも、昭和初期生まれの親父は、そう簡単にはいきません。
必ず要らない一言を添えます。
「俺は量食べへんからなぁ。
だから高級な肉でも、お前らより安いんや」
……ほんま、素直じゃない。

■ 子どもの誕生日は知らないのに
思い返せば、
子どもの時に面倒を見てもらった記憶もほとんどなく、
自分の子どもの誕生日すら覚えていない親父。
それなのに、
親父は誕生日を祝ってもらい、
今日はお年玉までもらい、
老いてからは子どもたちに世話をしてもらっている。
正直、もやっとする時もあるのですが、
「前世の人がどれだけ徳を積んだの?」と
思っております。
そうでなければ、これだけ恵まれているのが
納得できない(笑)

■ それでも、最近聞くようになった一言
そんな親父が、最近ぽつりと言うようになった言葉があります。
「みんなで食べると美味しいし、
酒も進むなぁ」
それを言う時の顔が、少し嬉しそうなんです。
その一言で、
今まで溜まっていたモヤモヤが、ほんの少しだけ和らぐ。
不思議なもんです。

■ 残り時間を考える年齢になった
還暦を目前にすると、
親の年齢が現実として重くのしかかってきます。
「次はいつ一緒に食事ができるやろか」
「あと何回、こういう元日を迎えられるんやろか」
そう考えると、
親孝行という言葉よりも、
自分が後悔しないために何をするか
それが大事なんやと思うようになりました。
■ 親孝行というより、自分の納得のために
私は、25年間ずっと
毎日親に電話をして、
月に一度は必ず顔を見に行っています。
それは最初は親のためでありましたが、
今は自分自身のためであります。
元旦の夜、シャトーブリアンを噛みしめる91歳の親父を見ながら、
そんなことを静かに考えた一年の始まりでした。

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