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若いころのイメージのままに…
近所の子どもたちに誘われて、
小学６年生と中学生と一緒に
バスケットをすることになりました。
「よし、体を動かすのは大事だし、
久しぶりに汗を流そう！」と意気込んで公園のコートへ。
運動には自信がある方で、
昔はちょっとしたスポーツ万能タイプ。
自分の中では、あの頃の軽快な動きが
まだできるつもりでした。
しかし、それが甘かった…。
あっ、足が出ない！？
子どもからのパスを受け、
軽くディフェンダーをかわそうとしたその瞬間。
「よし、ここからドライブ！」
と思った次の瞬間には――足がまったくついてこない。
あれっ？ 地面が近い？
と思った時にはもう遅く、
見事に顔面から落下。
鼻を強打し、唇も打ち、おでこまでゴツン。
しばらく立ち上がれず、
子どもたちが「だいじょうぶ！？」と
駆け寄ってきてくれました。
その時、子どもがひと言。
「おじさん、前歯折れてるよ！」
鏡に映ったのは、まるで流血レスラー
恐る恐る触ってみると、
確かに前歯が欠けている。
血が止まってから鏡を見ると、
鼻の上に青あざ、唇は腫れ、そして前歯がない…。
その姿、まるで昔のプロレス中継で見た
“流血レスラー”そのもの。
痛みよりも、
情けなさとおかしさで
思わず笑ってしまいました。
巻き込まなくてよかった
幸いにも、
子どもたちを巻き込まなかったのが何よりの救い。
もしぶつかってケガでもさせていたら、
笑い話では済みません。
子どもたちは本当に優しくて、
「大丈夫？」「氷持ってこようか？」と
気づかってくれました。
その姿に、なんだか胸が温かくなりました。
年齢を受け入れるということ
それにしても、身体は正直です。
頭の中のイメージと、
実際の動きがまったく合わない。
「もう若くないんだなぁ」と
今さらですが痛感した出来事でした。
還暦を迎える年、
これからは“気持ちは若く・動きは慎重に”
をモットーにします。
無理をして転ぶより、
少し控えめでも笑顔でいられる方がいい。
そう思えるようになったのも、
きっと年を重ねたおかげですね。
おわりに
歯は欠けましたが、
心は少し丸くなった気がします。
若い頃の勢いはなくなっても、
笑って語れるエピソードが増えるのもまた人生。
皆さんもどうか、元気な気持ちはそのままに、
無理せず“年相応のペース”でいきましょう。
☆本日の一品
痛くてご飯食べれず・・・・
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